【1986.11.2エリザベス女王杯】
残り800、早過ぎるスパートに耐え、
史上初の牝馬三冠。

1941年のセントライト以来、三冠といえば、皐月賞・ダービー・菊花賞を制覇する牡馬の目標だった。対して牝馬三冠は、イメージとして薄く事実としても存在しなかった。このメジロラモーヌの出現までは。一つには、三冠目のエリザベス女王杯(1975年まではヴィクトリアカップ)の創設が1970年と遅かったこと、二つには1600mのスピードも2400mのスタミナも必要なこと、三つには何より、繊細な牝馬が半年も心身をベストに保つのが難しいこと。だが、メジロラモーヌは最優秀3歳(現2歳)牝馬に輝いた上に、4月の桜花賞、5月のオークス、11月のエリザベス女王杯を勝ち続けた。しかも、三つのトライアルも全勝の完璧な三冠で。1400mも制したスピードと2400mも耐えるスタミナとともに、そのタフさこそ、青鹿毛の美しい女王の武器だった。

【1986.4.6桜花賞】
名門メジロ牧場に贈った初のクラシック。
史上初の偉業への第一歩。

【1986.5.18オークス】
躓いたスタート。ラチ沿いの追走。
名手河内の魔術で、牝馬二冠を達成。

1代 2代 3代

モガミ
Mogami
青鹿毛 1976

Lyphard

Northern Dancer

Goofed

ノーラック
No Luck

Lucky Debonair

No Teasing

メジロヒリュウ
鹿毛 1972

ネヴァービート
Never Beat

Never Say Die

Bride Elect

アマゾンウォリアー
Amazon Warrior

Khaled

War Betsy
開催日 レース名 開催
場所
着順 騎手 コース・
距離
タイム 1(2)着馬
1985年
10月13日
3歳新馬 東京 1 小島

1400m
1.26.1 (ダイナ
ボンダー)
1985年
11月3日
京成杯3歳S
(GⅡ)
東京 4 小島

1400m
1.23.9 ダイシン
フブキ
1985年
11月30日
寒菊賞
(400万下)
中山 1 柏崎
正次

1600m
1.35.7 (フジノ
センゴク)
1985年
12月14日
テレビ東京賞
3歳牝馬S(GⅢ)
中山 1 柏崎
正次

1600m
1.34.9 (ダイナ
フェアリー)
1986年
1月26日
クイーンC
(GⅢ)
東京 4 柏崎
正次

1600m
1.36.5 スーパー
ショット
1986年
3月16日
報知杯4歳牝馬
特別(GⅡ)
阪神 1 河内

1400m
1.23.9 (チュウオー
サリー)
1986年
4月6日
桜花賞(GI) 阪神 1 河内

1600m
1.35.8 (マヤノ
ジョウオ)
1986年
4月27日
サンスポ4歳牝馬
特別(GⅡ)
東京 1 河内

1800m
1.50.8 (ダイナ
アクトレス)
1986年
5月18日
優駿牝馬(GI) 東京 1 河内

2400m
2.29.6 (ユウミロク)
1986年
10月12日
ローズS(GⅡ) 京都 1 河内

2000m
2.01.3 (ポットテスコ
レディ)
1986年
11月2日
エリザベス
女王杯(GI)
京都 1 河内

2400m
2.29.1 (スーパー
ショット)
1986年
12月21日
有馬記念(GI) 中山 9 河内

2500m
2.34.6 ダイナ
ガリバー