【1983.5.29日本ダービー】
1角最後方。道中、先頭から20馬身。
しかし第50代ダービー馬は直線、馬群を突き破った。

父は「天馬」トウショウボーイ。母は「名牝」シービークイン。ともに天性のスピードで逃げを武器とし、同じ新馬戦でまみえた運命の2頭の仔に、自ら配合を決めたオーナーブリーダーは稀代の逃げ馬を期待した。だが、ミスターシービーは、先行し快勝した初戦後、稀代の追込み馬に変貌する。追込み不向きの不良馬場を後方4番手から大外を豪快にまくった皐月賞。10番手以内が鉄則の「ダービーポジション」を無視した道中最後方から最終コーナーで荒々しく馬群を突き破った日本ダービー。菊花賞も1周目は最後方、しかも「ゆっくり上りゆっくり下る」が掟の2周目の3・4コーナーの坂でしかけると、どよめきの中、直線を力強く弾んで無骨な鞍上吉永正人騎手と19年ぶりの三冠を達成した。血統の夢も、競馬の常道も超えた異端児。だからこそ良血の美丈夫は、ファンにひたすら愛された。

【1983.4.17皐月賞】
雨の皐月賞。不良馬場を後方から追走。
第一冠は、泥まみれの栄光。

【1983.11.13菊花賞】
2角最後方、3角坂のしかけ、4角先頭。
常識外れの戦法で19年ぶりの三冠。

1代 2代 3代

トウショウボーイ
鹿毛 1973

テスコボーイ
Tesco Boy

Princely Gift

Suncourt

ソシアルバターフライ
Social Butterfly

Your Host

Wisteria

シービークイン
黒鹿毛 1973

トピオ
Topyo

Fine Top

Deliriosa

メイドウ

アドミラルバード
Admiral Byrd

メイワ
開催日 レース名 開催
場所
着順 騎手 コース・
距離
タイム 1(2)着馬
1982年
11月6日
3歳新馬 東京 1 吉永
正人

1600m
1.38.5 (ヒラタカ
エイコー)
1982年
12月4日
黒松賞
(400万下)
中山 1 吉永
正人

1600m
1.36.3 (ユウフブキ)
1982年
12月25日
ひいらぎ賞
(800万下)
中山 2 吉永
正人

1800m
1.50.4 ウメノシンオー
1983年
2月13日
共同通信杯
4歳S
東京 1 吉永
正人

1800m
1.49.5 (ウメノ
シンオー)
1983年
3月6日
弥生賞 中山 1 吉永
正人

1800m
1.50.2 (スピード
トライ)
1983年
4月17日
皐月賞 中山 1 吉永
正人

2000m
2.08.3 (メジロ
モンスニー)
1983年
5月29日
東京優駿 東京 1 吉永
正人

2400m
2.29.5 (メジロ
モンスニー)
1983年
10月23日
京都新聞杯 京都 4 吉永
正人

2000m
2.03.2 カツラギ
エース
1983年
11月13日
菊花賞 京都 1 吉永
正人

3000m
3.08.1 (ビンゴカンタ)
1984年
10月7日
毎日王冠(GⅡ) 東京 2 吉永
正人

1800m
1.47.5 カツラギ
エース
1984年
10月28日
天皇賞(秋)
(GI)
東京 1 吉永
正人

2000m
1.59.3 (テュデナム
キング)
1984年
11月25日
ジャパンカップ
(GI)
東京 10 吉永
正人

2400m
2.28.2 カツラギ
エース
1984年
12月23日
有馬記念(GI) 中山 3 吉永
正人

2500m
2.33.3 シンボリ
ルドルフ
1985年
3月31日
サンケイ大阪杯
(GⅡ)
阪神 2 吉永
正人

2000m
2.01.4 ステート
ジャガー
1985年
4月29日
天皇賞(春)
(GI)
京都 5 吉永
正人

3200m
3.22.3 シンボリ
ルドルフ